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ルーム


ジャパンプレミアで鑑賞。
ブリー・ラーソンとジェイコブ・トレンブレイに会えて感動。

 

前半は「部屋」に閉じ込められ脱出を試みるサスペンス要素のある展開。
「部屋」で育った5歳の少年に「世界」とは何かを教える難しさ。普通のことが理解できない。

 

後半は「世界」に出た人とのつながり。

「部屋」にいた二人が「世界」に出たときに、「はじめまして、世界」。そして、二人の関係も一から紡いでいく様子に心打たれる。

Maも若くして青春を奪われ、子供を身ごもり、はじめての「世界」に。Jackは生まれて初めての「世界」。Ma以外にはじめての人とのつながり。

 

Jackは全てが怖い。初めてだから。

しかし、ゆっくり一つずつ慣れていこうとするJackよりも築いてきたものが壊れているのを感じるMaの心情の方が辛い。

リレーの4人組の仲間のうちなぜ自分だけがこんな目に合わなければいけなかったのか、両親の別れ。

 

そして、インタビューで初めて気付いたこと。

 

自分の判断は正しかったのか、ブリー・ラーソンが主演した「ショート・ターム」のジェイデンの作った童話のように友達の作り方を知らなかっただけなのかもしれない。葛藤する様が観ていて辛い。

 

「ショート・ターム」のブリー・ラーソンが演じたグレイスと今作のMaは共通する部分が多く感じる。

今作を観るなら是非とも「ショート・ターム」も観てほしい。

 

Maがつらい時に助けてくれたのが、Jack。
「部屋」から抜け出した時も、「世界」で二人が裂かれそうになった時もJackの勇気と愛情が支えた。

 

またゆっくり二人の感情をかみしめたい。
もう一度観たくなる映画。

 

gaga.ne.jp

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